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GWで観光回復の期待も8割が「日帰りでも予定なし」 新型コロナ再拡大の警戒心根強く

3年ぶりに新型コロナウイルスの緊急事態宣言や蔓延(まんえん)防止等重点措置が出ていないゴールデンウイーク(GW)前半が終了。初日の鉄道や空の便では例年のような混雑ぶりが報じられたが、一方で悪天候の影響もあってか、思ったより客足の回復が見込めなかった観光地も少なくなかったようだ。民間シンクタンクの紀尾井町戦略研究所(東京都千代田区)がGW直前に行った調査では、約8割の人が今後の感染再拡大の可能性について警戒心を抱き、GW中は人混みを避ける意向が強いという結果も示されており、こうした消費者心理が最大6連休となるGW後半の客足に影響するのかが注目される。

家族連れなどで混雑するJR新大阪駅の新幹線ホーム=4月29日午前、大阪市淀川区(柿平博文撮影)
家族連れなどで混雑するJR新大阪駅の新幹線ホーム=4月29日午前、大阪市淀川区(柿平博文撮影)

「イベントワクワク割」も6割が反対

調査は4月中旬、10代~70代以上の1000人を対象にインターネットを通じて行った。

それによると、大型連休中に「1泊以上の旅行の予定がある」という人は8.1%にとどまり、予定がない人は83.0%に上った。「日帰りでも出かける予定はない」と答えた人は80.1%に上り、出かける予定があると答えた人はわずか10.3%だった。

「全都道府県のまん延防止等重点措置が、GWの1カ月以上前にあたる3月21日に解除されたが、解除以降に「外食や外出する機会が増えた」という人は15.2%で、「変わらない」と答えた人が79.7%と大半を占めた。

こうした強い警戒心を抱く背景には感染者数の再拡大に対する不安があるようで、「感染者数は今後増えていくと思うか」との問いには76.2%が「増えていくと思う」と回答。4回目のワクチン接種についても全体の66.8%が受ける意向を示し、特に60代以上は8割を超える結果となった。

コロナによって打撃を受けたイベント関連需要を喚起する政策として、政府がワクチンの接種証明の提示などを条件にスポーツ観戦やコンサートなどのチケット代金を2割引きにする「イベントワクワク割」を検討しているが、これについても「評価しない」と答えた人が60.0%と圧倒的に多く、「評価する」(21.5%)と答えた人を3倍近く引き離す格好となった。

感染症法上の位置づけを、危険度が5段階で2番目に高い「2類相当」からインフルエンザ相当の「5類」に引き下げる案が検討されていることについては、「支持する」が38.0%、「支持しない」が35.0%、「わからない」が27.0%と回答が分かれる結果となった。


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