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ラーメン・落語・外交政策…議員連盟が活発化

夏の参院選が迫る中、国会議員連盟の活動が活発化している。議連の目的は特定のテーマの政策実現から議員外交、趣味や愛好家の集まりまでさまざまだ。業界団体と深く結びついたものもあり、選挙対策の側面もある。活動を通じ議員同士の結びつきが強まることから、過去には政局を起こす舞台装置として結成されたケースも少なくない。

「ラーメンを食べようという議連ではなくて、その文化を振興し、自民党が国民の幸せのために頑張っているという一助になれば」

自民党の石破茂元幹事長は4月28日、自身が会長に就任した党有志でつくる「ラーメン文化振興議員連盟」の設立総会で趣旨をこう説明した。

同26日には、同じく自民議員の有志が「犯罪被害者等施策の検証・推進議連」を設立、小泉進次郎前環境相が会長代理に就任した。知名度の高い石破、小泉両氏の動きは永田町の耳目を集めた。

議連の総数は休眠中のものを含めれば数百はあるとされる。1つの党の議員で構成するものもあれば、北朝鮮による拉致被害者の救出と被害者家族支援を目的とした「拉致議連」をはじめ、党派を超え、与野党議員が参加する場合もある。

過去に政局を動かした代表的な例は自民の「再チャレンジ支援議連」だ。平成18年、当時、官房長官だった安倍晋三元首相を支援しようと、当選4回の若手議員だった菅義偉前首相らが中心となって発足。同年9月の党総裁選では安倍氏を圧勝に導いた。

昨年9月の総裁選前にも党内で複数の議連が立ち上がった。まず5月に甘利明税調会長(当時)が会長を務める「半導体戦略推進議連」が発足。安倍氏と麻生太郎副総理兼財務相(同)が最高顧問に就いた。3氏の結集は、姓の頭文字から「3A」と称され、総裁選に向けた党内の主導権争いとの見方が出た。

翌月、岸田文雄首相は、「3A」を最高顧問や顧問に据え「新たな資本主義を創る議連」を立ち上げて総裁選に臨み、甘利氏らの支援を受け勝利した。

国会での活動につながる外交関係の議連も目立つ。韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)次期大統領が政策協議のため派遣した代表団と面会した「日韓議連」は歴史が深く、今年設立50年を迎える。「日本・ウクライナ友好議連」はロシアのウクライナに対する軍事行動を批判する衆参両院の国会決議の取りまとめを主導した。

喫煙者の権利を守る超党派の「もくもく会」や「落語を楽しみ、学ぶ国会議員の会(落語議連)」など趣味と文化振興を兼ねた議連もある。業界団体と関係が深い議連などは、議員側に「パーティー券を買ってもらえたり、選挙で応援してもらえたりする」(与党ベテラン秘書)といったメリットがある。(大島悠亮)


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