マリウポリ製鉄所から100人超退避 初の停戦中にロシア軍攻撃再開

    ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、南東部マリウポリの状況について「初めて2日間の停戦が実現し、女性や子どもら100人以上を救出できた」と述べ、アゾフスターリ製鉄所から多数の民間人が脱出したと明らかにした。100人超の避難者らは2日、目的地の南部ザポロジエに到着した。

    ウクライナ・マリウポリで、アゾフスターリ製鉄所から退避する民間人=1日提供(ウクライナ政府機関のフェイスブックより)
    ウクライナ・マリウポリで、アゾフスターリ製鉄所から退避する民間人=1日提供(ウクライナ政府機関のフェイスブックより)

    ただロシア軍は退避終了後、1日夜から2日未明にかけて砲撃を再開。同日朝に予定された第2陣の退避は開始が遅れ、難航した。ゼレンスキー氏は1日のビデオ演説で、2日も「退避を続けるために必要な条件が整うことを望む」と訴えていた。製鉄所には民間人約千人がとどまっているとされる。

    マリウポリ市議会は2日、国連と赤十字国際委員会(ICRC)の支援を受け、マリウポリ郊外の村マングシュなど2カ所からの民間人退避で合意したと明らかにした。ただ退避者の乗るバスが集合場所に来なかった。理由は不明という。ロイター通信が報じた。(共同)


    Recommend

    Biz Plus

    Recommend

    求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)

    求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)