米長期金利、一時3%台 3年5カ月ぶり高水準

    2日のニューヨーク債券相場で、米長期金利の指標となる10年債利回りが一時3・01%台まで上昇した。3%台は2018年12月以来、約3年5カ月ぶりの高水準。米国の金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)が3日から開かれるのを前に、米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締め加速への警戒が高まり、米国債の売りが膨らんで利回りが上昇した。

    ニューヨーク証券取引所のあるウォール街を示すサイン(ロイター)
    ニューヨーク証券取引所のあるウォール街を示すサイン(ロイター)

    午後5時現在の10年債利回りは、2・98%だった。FRBはインフレ抑制のために、3日からのFOMCで通常の2倍となる0・5%の利上げを決めると予想されている。長期金利の上昇が続けば、住宅ローン金利の上昇などを通じて米景気が減速するとの懸念が出ている。(共同)


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