北海道電力ネットワークは8日、太陽光と風力の再生可能エネルギー発電事業者を対象に、一時的な発電停止を求める出力制御を実施したと発表した。電力供給量が需要を超えてバランスが崩れると、大規模停電につながる恐れがあるため。同社としては初の出力制御となった。大手電力では5例目。
北海道電によると、管内の再エネ事業者を対象に、午後0時半から2時まで実施し、最大出力制御量は19万キロワット。8日の道内は広い範囲で好天となり、太陽光の出力が高くなった一方、大型連休期間中で企業の電力需要が下がったという。
出力制御は九州電力が平成30年10月、離島を除き全国で初めて実施した。