北海道・知床半島沖の観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」沈没事故で、第1管区海上保安本部(小樽)などは9日、船舶と航空機で行方不明の12人の捜索を続けた。専門業者「日本サルヴェージ」が派遣した作業船「新日丸」も8日から、水中カメラを搭載した高性能な無人潜水機による観光船の調査を開始。1管は同日、無人潜水機が撮影した船体の写真を公開した。
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写真は計2枚で、船名が記された船首や、スライド式のドアが開いたままの船尾の様子が写っていた。1管によると、不明者発見につながる手掛かりはなかったという。
新日丸は無人潜水機「はくよう」で、不明者が取り残されていないか船を調査。5月中にも、深海で長時間作業ができる「飽和潜水」技術を使って船内捜索に着手する。