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参院選 自公、相互推薦進まず 野党1人区潰し合い

夏の参院選は、与党にとっては岸田文雄首相(自民党総裁)が長期政権を築けるかどうか、野党には将来の政権交代につなげられるかを占う一戦となる。各党は公約策定や候補者調整など準備を急いでいるが、必ずしも想定通りに進んでいない面もある。

国会議事堂=東京都千代田区永田町
国会議事堂=東京都千代田区永田町

「夏の参院選が始まるまで50日を切った。一致団結して夏の決戦に臨んでいきたい」

首相は9日の自民役員会でこうハッパをかけた。

自民にとって、懸念は連立を組む公明党との関係だ。従来、自公は選挙区候補の「相互推薦」を党本部間で一括して決めたが、今回は地域ごとに調整する方式に改めた。公明が自民の公認候補に推薦を出した選挙区は15にとどまる。与党間の協力体制の早期構築が課題となっている。

自民の茂木敏充幹事長は大型連休中から5月9日にかけ、奈良や沖縄など計6府県を訪れ、引き締めを図った。8日の大阪市内での街頭演説では「日本を取り巻くさまざまな課題に対応していくためには政治の安定が不可欠だ」と訴えた。

公明も、選挙区と比例代表でそれぞれ7議席、比例代表で800万票を獲得する目標に向け、山口那津男代表ら幹部が大型連休中に重点選挙区を回った。

対する野党も戦う態勢が整っているとはいえない。直近2回の参院選では、勝敗を左右するとされる32の改選1人区すべてで野党候補を一本化したが、今回、事実上の与野党一騎打ちは11選挙区にとどまっている。現状は、むしろ野党同士の潰し合いが目立つ。

野党第一党の立憲民主党は、「立民が中心となり、少なくとも改選議席の過半数を確保すること」(泉健太代表)を目標とする。一方、次に大きな勢力を持つ日本維新の会は、次期衆院選で「野党第一党を獲得する」方針のもと、参院選で「比例代表の獲得数が立民を上回る」(馬場伸幸共同代表)ことを目指す。

与党との間合いを詰める国民民主党は改選を迎える7議席の維持が焦点だ。共産党は比例代表で「650万票、得票率10%以上」の獲得を掲げている。

(児玉佳子、大橋拓史)

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