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「祖国の防衛は常に神聖だ」 プーチン大統領演説要旨

ロシアのプーチン大統領が9日、対ドイツ戦勝記念日の式典で行った演説の要旨は次の通り。

ロシアの対ナチス・ドイツ戦勝記念日の式典で演説するプーチン大統領=9日、モスクワ(ロシア大統領府のホームページより)
ロシアの対ナチス・ドイツ戦勝記念日の式典で演説するプーチン大統領=9日、モスクワ(ロシア大統領府のホームページより)

親愛なるロシア国民、退役軍人、兵士、将校のみなさん。戦勝記念日おめでとう。

祖国の防衛は、常に神聖なものだった。戦士は真の愛国心を携えて各地で戦った。今もあなた方は(ウクライナ東部)ドンバスの人々や祖国のために戦っている。

1945年5月9日は、ソ連国民の団結と精神力、偉業の勝利として、歴史に永遠に刻まれる。ロシアで戦争の記憶がかすむことはない。私たちには、ナチズムを破壊し、世界戦争の恐怖が繰り返されないように警戒する義務がある。

ロシアは常に平等で全世界にとって不可欠な安全保障システムの構築に賛同してきた。昨年末、条約を結ぶことを提案した。ロシアは西側諸国に誠実な対話や、合理的で妥協的な解決の模索を呼びかけたが、全て無駄だった。北大西洋条約機構(NATO)諸国が耳を貸さなかった。彼らには別の計画があり、われわれはそれを目の当たりにした。

ドンバスでの作戦や、クリミア半島を含む私たちの歴史的な領土に対する侵攻に向けた準備が公然と進んだ。ウクライナ政権は、核兵器の獲得があり得ると宣言した。NATOは、ロシアに隣接する地域の軍事開発を積極的に始めた。私たちにとっては絶対に受け入れられない脅威が国境沿いにつくられた。ネオナチ主義者らとの衝突は避けられなくなった。

NATOは最新兵器を定期的に提供し、危険は日増しに高まった。侵略への対抗はやむを得なかった。時宜を得た、唯一の正しい決定だった。

米国はソ連崩壊後、全世界、衛星国にすら屈辱を与えた。だがロシアは、伝統的価値や全ての民族、文化に敬意を払う。

今、ドンバスの戦士はロシア軍とともに自らの土地で戦っている。あなた方は祖国とその将来のために戦っている。誰も第二次大戦の教訓を忘れないように。世界にナチスのための居場所はない。

ロシアのために、正義の戦いで死を遂げた戦友に頭を下げる。兵士と将校の死は、家族や友人にとって、取り返しのつかない損失だ。援助に全力を尽くす。戦死者の子供を特に支援する。

負傷兵の一刻も早い回復を願う。医療従事者の献身的な働きに感謝する。銃撃にさらされながら最前線で命を惜しむことなく格闘してきたあなた方に頭が下がる思いだ。

広大な祖国の多くの地域から、ドンバスや戦闘地域からやってきた兵士や将校が、ここ赤の広場で肩を並べている。

私たちは、敵が国際テロ組織を利用して、私たちを内部から弱体化させ、分裂させようとしたことを記憶している。こうした試みは失敗した。

今日、私たちの戦士は、異なる民族の者同士が、兄弟のように銃弾から身を守りながら戦っている。そして、それこそがロシアの強さだ。

私たちにとって、祖国への献身は最も価値のあることだ。

勇敢な軍隊に栄光あれ。ロシアのために、勝利のために、万歳。(共同)


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