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ミス連発、残業過多…五月病で6割が「会社辞めたい」 社員のメンタルヘルスに注意

五月病を経験した人の6割が「会社を辞めたい」と考えるほど思い詰めていたことが調査で明らかになった。五月病で業務に影響があったという人は8割以上で、会社側が社員のメンタルヘルスに注意する必要性があると言えそうだ。

五月病で6割が「会社辞めたい」(Getty Images)※画像はイメージです
五月病で6割が「会社辞めたい」(Getty Images)※画像はイメージです

従業員向けの研修などを手掛ける識学(東京都品川区)は先月、自身が五月病になったことがあるビジネスパーソン150人と、同僚・部下が五月病になった150人を対象にインターネット調査を実施。五月病になったことがある人に症状(複数回答)を聞くと「やる気が出ない」(65.3%)が最も多い回答だった。トップ5は「憂うつ感」「不安感」「無力感」「倦怠(けんたい)感」などの精神的な症状が占めて、6位に「寝付きが悪い」(26.0%)が入った。

五月病が業務に与えた影響については「集中できなくなった」「作業スピードが落ちた」「ミスが増えた」などの回答が多かった。「仕事に影響はなかった」は16.7%にとどまり、83.3%が支障があるとしていた。

五月病の原因は「社内・社外の人間関係」(38.7%)が最多で、「業務内容・役割の変更」(29.3%)、「転勤・部署異動」(16.0%)、「上司・部下の入れ替わり」(10.7%)が続いた。会社を辞めたいと思ったことがあるのは60.0%で半数を上回った。

一方で、同僚・部下が五月病になった人に組織にどのような影響があったかを聞いたところ「欠勤や早退による代行業務の労働時間の増加」(65.3%)、「引き継ぎがうまくされず困った」(34.7%)、「業務過多によって別のスタッフが体調不良になった」(29.3%)、「納期が遅れた」(8.7%)などの回答があった。

また「力及ばず退職させてしまった」(49歳 男性)、「うつ状態になっても気合で仕事に来ていて、ミスをたくさんしていたのを見たときはつらかった」(50歳 男性)、「仕事が回らなくて、解消するために残業が過労死ラインを超えたこと」(49歳 男性)など、五月病の影響の大きさを物語るエピソードも寄せられたという。

回復にかかる期間については「1カ月未満」が34.0%で最多ではあるものの、「6カ月以上」という回答が24.7%もあり、ばらつきがある。識学は五月病を防ぐ方法として、上司が明確な目標とルールを設定して業務に集中できる環境を構築することや、部下が自分に求められていることが上司の認識とずれていないか確認をして、不要な業務に時間をかけてしまう事態を防ぐことなどを挙げている。


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