日本製鉄は、瀬戸内製鉄所広畑地区(兵庫県姫路市)に新設した電炉を令和4年度上期に稼働し、電動車のモーターなどに使う高級鋼である電磁鋼板を生産する。日鉄が主力とする高炉を用いた製鉄法に比べ、電炉は二酸化炭素(CO2)排出量が少ない上、電力を再生可能エネルギーで賄うことで、環境に配慮した鋼材として売り込む。5年度に年70万トンを供給する体制を整える。広畑地区で知見を蓄え、12年度までに大型電炉の実用化を目指す。また、自動車向け鋼板の中核拠点の名古屋製鉄所(愛知県東海市)で、約2700億円を投資して熱延ラインも新設する。
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