ソニーグループは18日、東京都内で令和4年度の経営方針説明会を開き、新たな成長領域としてインターネット上の仮想空間「メタバース」に力を入れる方針を示した。既存事業のゲームや映画、音楽などのエンターテインメントと組み合わせて相乗効果を狙い、顧客の獲得を目指す。
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吉田憲一郎社長は「エンタメの本質は時間と空間を共有する『ライブ』だ」と説明。仮想空間の活用で「ゲームや映画、音楽のそれぞれの楽しみ方が広がる」として、さらなる市場拡大が期待できると強調した。
具体的には、オンラインでユーザーが集まってゲームを楽しむサービスを提供すると表明。スタジアムでのスポーツ選手の動きをセンサーで取り込んで再現し、好きな角度から観戦できる仕組みや、音楽ライブの開催なども検討している。