大阪ガスは18日、愛知県内の取水施設で大規模な漏水が起きたことを受け、県内にある火力発電所2基を停止すると明らかにした。
18日午後0時45分ごろに名古屋発電所(愛知県武豊町)を停止し、名古屋第2発電所(同)は同日午後9時ごろに停止する予定という。同日午前、愛知県水道事務所からの要請があり、設備を冷却したりするため使う工業用水の受水停止を決めた。
大阪ガスによると、いずれも石炭とバイオマスを燃料とする火力発電所で、電力の一部を中部電力管内に供給している。発電容量は合わせて約26万㌔㍗で、今回は別の発電所の出力を上げるなどして対応するため、停電の心配はない。運転再開のめどは立っていないという。