EU、露依存脱却へ40兆円追加投資 再生エネ移行を加速

    欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は18日、ロシアの化石燃料依存からの脱却に向け、再生可能エネルギーへの移行加速などを目的とした最大3千億ユーロ(約40兆円)規模の追加投資計画を発表した。ロシア以外の化石燃料の輸入増加、再生可能エネルギーの導入加速、省エネ対策の三つが柱。ロシアのウクライナ侵攻のための資金源を断ち、欧州での再生可能エネルギー普及を進める両面の狙いがある。

    欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長(ゲッティ=共同)
    欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長(ゲッティ=共同)

    特に太陽光発電の普及に力を注ぐ。新築の建物に太陽光パネルの設置を段階的に義務付けることを提案。2025年までに商業用建物と公共の建物に、29年には新築の住宅に義務付ける。30年のエネルギー消費に占める再生可能エネルギーの割合を従来目標の40%から45%に引き上げる方針を示した。

    フォンデアライエン氏は「ロシアの化石燃料からできるだけ早く独立できるようにする」と強調した。(共同)


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