政府は20日、犯罪対策閣僚会議で「子供の性被害防止プラン2022」を取りまとめた。平成29年に策定した性的被害を防ぐための基本計画に、交流サイト(SNS)をきっかけとした犯罪の対策などを追加した。
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岸田文雄首相は会議で「心身に長期にわたり重大な悪影響を及ぼすもので許されるものではない。被害防止に向けた取り組みは道半ばだ」と述べ、プランの推進を強く求めた。
新たな基本計画では、性被害につながる恐れがある不適切な書き込みをサイバーパトロールで発見し、注意喚起のメッセージを投稿する取り組みや、書き込みを発見するための人工知能(AI)の活用が盛り込まれた。子供が相談しやすいように各自治体でSNSを活用した支援体制も整備する。