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自民有志議連が「佐渡金山」視察 地元盛り上げる起爆剤に

「佐渡島の金山」(新潟県佐渡市)の世界文化遺産登録を目指す自民党有志による議員連盟(中曽根弘文会長)は5月の大型連休中に同市を訪れ、関連施設を視察した。その歴史的価値に触れ、各国に登録への理解を求める際に生かすのが目的。ロシアのウクライナ侵攻で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の審査スケジュールに不透明感が漂う中、議連の視察は地元の機運を盛り上げる起爆剤になったようだ。

佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」(写真後方)を視察する自民有志議連=新潟県佐渡市(本田賢一撮影)
佐渡金山のシンボル「道遊の割戸」(写真後方)を視察する自民有志議連=新潟県佐渡市(本田賢一撮影)

漂う不透明感

ユネスコは、世界遺産委員会を通常年1回開き、文化遺産や自然遺産の登録、抹消を審査している。今年は6月にロシアで開催予定だったが、ロシアのウクライナ侵攻を受け、無期限延期が4月下旬に決まった。今後、今年の開催の可否などを検討する。

日本政府が2月に推薦した「佐渡島の金山」は、来年夏ごろに開かれる遺産委で審査を受ける予定だが、この問題が長引けば審査に影響が出る可能性もある。

先行きに不透明感が漂い始める中で、議連の現地視察が行われた。

世界最大級

議連の視察メンバー21人は今月6日、東京から上越新幹線と高速船を乗り継いで佐渡島入り。メンバーの中には、新潟県選出の衆院議員である高鳥修一、細田健一、塚田一郎3氏の姿もあった。

一行は、島の北西部にある金銀山の歴史紹介施設から視察をスタート。施設では、平安時代にはすでに金の採掘が行われていたことや、江戸時代に日本の伝統的な手工業技術で世界最大級の金生産を行っていたことなどを映像とパネルで分かりやすく紹介している。

歴史を一通り学んだあとは、実際の史跡群を視察。江戸初期の坑道跡や、江戸時代の開発初期の露天掘り跡で佐渡金山のシンボルになっている「道遊(どうゆう)の割戸(わりと)」を実際に見て歩いた。

翌7日は、かつて「西三川(にしみかわ)砂金山」で栄えた笹川集落や小学校跡を視察し帰路についた。


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