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「みる・はかる・未来へつなぐ科学機器展 東海サイエンスパーク2022」が6月2日開幕 実機展示や実験ショーで面白さ伝える

東海科学機器協会(名古屋市中区)と愛知県計量連合会(同中村区)、産経新聞社は、6月2日から3日間、同熱田区の名古屋国際会議場で研究開発を支援する計測器や分析器などの総合展示会「みる・はかる・未来へつなぐ科学機器展 東海サイエンスパーク2022」を開催する。

同展示会は前回にあたる2018(平成30)年まで「最新科学機器展」と「計量計測総合展」として中部・東海地区で開催してきた。今回は4年ぶり開催となるが、専門家以外の多くの人にも親しみやすい展示会への移行を目指し、名称を「みる・はかる・未来へつなぐ科学機器展」に一新した。

2018(平成30)年に開かれた「最新科学機器展」と「計量計測総合展」の会場
2018(平成30)年に開かれた「最新科学機器展」と「計量計測総合展」の会場

◆実機の展示にこだわり

展示会場には、島津製作所や堀場製作所をはじめ、国内外から127社・団体が検査機器や測定器、分析器、センサー類などを出展する。新型コロナウイルス禍でオンラインなどでの展示会や製品説明が多かったことや4年ぶりのリアル展示会であることを考慮し、主催者は出展者に対してできるだけ多くの〝実機〟の展示を呼び掛けた。

今回は全地球的な要請にもなっている脱炭素化に向けた研究開発をにらんだ機器や、研究開発の現場を効率化・省力化する機能などを強化した機器類も多数登場するとみられている。

100年に1度の大転換期を迎えている自動車関連産業をはじめ、モノづくり関連産業の集積地である中部・東海地区だけに、電気自動車(EV)や自動運転時代を開く研究関連の機器の今後を占う上でもみどころは多そう。会場には重さ(質量)や長さにはじまり、温度や濃度などさまざまな測定や計測、分析が一堂に会する。

◆会議場ではセミナーも

6月2、3日のビジネスデイには、会議場で各出展社による「最新技術セミナー」も多数行われる。

2日には環境試験器メーカーのエスペック(大阪市北区)は「様々な気象環境を再現する全天候型試験ラボの紹介」と題し、同社が昨年3月、神戸R&Dセンター内に設置した全天候型試験ラボを解説する。同ラボは地球上のさまざまな気象環境を再現できる世界初の試験施設で、当日は施設の開発背景や主な特徴などについて説明するという。

3日には赤外分光光度計(FTIR)や光を物質に照射すると入射光と異なる波長を持つラマン散乱光を利用した分析器などの活用について、光度計メーカーの日本分光(東京都八王子市)や島津製作所、堀場製作所などによるセミナーも行われる。

このほか、展示会場内の特設コーナーでは、両日ともに出展企業による会社や製品、技術などに関するプレゼンテーションが予定されている。

◆土曜日は〝ファミリーデイ〟

今回からは、名称を一新するとともに、新たな試みとして最終日を土曜日(6月4日)に設定。親子で科学を楽しんでもらう〝ファミリーデイ〟にする。愛知教育大学のサークル「訪問科学実験わくわく」が協力し、液体窒素の不思議な世界を体感できる科学ショーステージや光や色を学べる工作ステージを行うことにしている。

科学ショーステージ「マイナス196度の液体窒素の不思議な世界」では、極低温であるマイナス196度の液体窒素に花や葉、バナナ、ゴム、歯磨き粉などを入れて〝モノが凍る〟という変化を確認する。また、風船やペットボトル、空き缶などを入れたり、気体の酸素や二酸化炭素で満たした風船を入れて〝状態変化〟をみる実験を行う。

工作ステージ「光と色のふしぎ」では、分光シートを用い簡単な工作で光を分ける道具を作製。この道具を用い、光がいろいろな色でできていることを説明する。光の三原色と呼ばれる基本となる色(赤・緑・青)を使うとあらゆる色を作り出すことができることや、発光ダイオード(LED)についても学ぶことができるという。

◆業界の認知度を高め、理科の面白さ伝える

今回から装いを大きく変えた「みる・はかる・未来へつなぐ科学機器展 東海サイエンスパーク2022」。これまでの研究開発者向けビジネス展示会から、より広い来場者に向けた〝ファミリーデイ〟なども設けた。一連の変化の狙いはどこにあるのか。主催者である東海科学機器協会の高木裕明理事長(69)に聞いた。

――東海地区の科学機器市場は新型コロナウイルス禍でも堅調に推移している

「科学機器協会には、測定機器や分析装置などのメーカーなどが加盟しており、大学や企業の研究部門や病院などに製品を供給している。そんな中で、東海地区については地域的に自動車関連産業向けが多いという特徴がある。半導体不足などに伴い自動車の出荷は弱含みではあるが、景況感は悪くない」

――今回からは展示会の名称も大きく変わった

「コロナ禍での延期もあり4年ぶりの展示会だけに、出展者には可能な限り実機を展示するよう呼び掛けている。と同時に、脱炭素をテーマにした機器など将来をにらんだ展示も用意する。初の試みだが、土曜日を最終日にしてファミリーデーとし、小学生に向けた科学実験ショーなども企画した。名称もこれに合わせて親しみやすいものにしている」

――業界の展望や課題は

「自動車産業は100年に一度の大転換期にある。今後はわれわれも電動化や自動運転などに対応する新たな分野に挑戦する必要がある。と同時に、業界の認知度を高め、〝理科の面白さ〟を伝えることで将来の技術者や研究者を増やしていく取り組みも進めていきたい」(青山博美)

◇「みる・はかる・未来へつなぐ科学機器展 東海サイエンスパーク2022」

▷開催期間:6月2日(木)~4日(土)。午前10時から午後5時まで。

▷場所:名古屋国際会議場(名古屋市熱田区)

▷入場は無料

▷主催:東海科学機器協会、愛知県計量連合会、産経新聞社

▷特別協力:日本科学機器協会、愛知教育大学

www.miruhakaru.jp


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