米半導体大手ブロードコムは26日、クラウド事業を手がける米IT大手ヴイエムウェア(VMウェア)を約610億ドル(約7兆7千億円)相当で買収すると発表した。米ブルームバーグ通信によると、半導体メーカーによる買収額としては過去最大級。2023年10月までの取引完了を目指す。
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ブロードコムは買収によってソフトウエア部門を強化し、事業多角化を進めるのが狙いだ。ブロードコムが現金と株式交換を組み合わせてVMウェア株を取得し、80億ドルの負債も引き受ける。
ブロードコムはこれまでも積極的な企業の合併・買収(M&A)で事業規模を広げてきた。19年には米シマンテック(現ノートンライフロック)の法人向けセキュリティー事業を買収していた。(共同)