突然ですが皆さんは発酵食品に興味はありますか? リサーチ会社、マイボイスコム株式会社が2021年11月に行ったインターネット調査によると、 発酵食品関心層は全体の6割強、なかでも女性や高年代層での比率が高い、のだそうです。「妻が発酵食品を積極的に取り入れている」というご家庭も多いのではなないでしょうか。
筆者も塩麹やぬか漬けなど、発酵食品を摂取しようといろいろ試しています。ただ、なかなか継続しないのが悩みで、毎日必ず食べるもので効果的に摂取できるものはないか? と探していたところ、知人に教えてもらったのが「発芽酵素玄米」でした。
今回は、筆者が購入した「酵素玄米炊飯器」と、それで炊いた「発芽酵素玄米」を2カ月間、毎日食べ続けて感じる効果をご紹介します。
そもそも発芽酵素玄米とは?
まずは「発芽酵素玄米」をご説明します。
玄米に特別な処理をして“プチ発芽”させた玄米を「発芽玄米」と言います。玄米を発芽させると、発芽のために米内部に栄養を蓄えようとします。そのため、うま味が強くなり栄養価も高くなると言われているのです。やわらかく食べやすいといった特徴もあります。
そして、玄米を小豆と塩と一緒に炊き、3~4日程度保温して熟成させることで消化・吸収をよくしたものを「酵素玄米」といいます。この炊き方と熟成を発芽玄米でおこなったものが「発芽酵素玄米」なのです。
発芽酵素玄米を摂取することにより、
- 「消化吸収の促進、腸内環境を整える」
- 「免疫力を高める」 など
さまざまな効果がうたわれているので、これは興味深い! と酵素玄米生活を試すことにしました。その際に「酵素玄米炊飯器」を購入したのです。さらに、どうせなら「うま味と栄養素を!」と考えて、玄米をプチ発芽させるところから自動でできる「発芽酵素玄米炊飯器」を選びました。
普通の炊飯器と酵素玄米炊飯器、どこが違う?
調べてみると、普通の炊飯器でも発芽酵素玄米はつくれるようです。酵素玄米炊飯器で炊くときと同様に材料は至ってシンプルで、「玄米+あずき+塩」を“玄米モード”で炊飯するのだそうです。
ただ、炊きあがった状態から「3日間熟成(発酵)させる」という酵素玄米ならではの工程で、酵素玄米炊飯器が威力を発揮します。熟成は「70度~74度」でおこないますが、普通の炊飯器の保温はおおまかに60度~70度であるのに対し、酵素玄米炊飯器は69度~80度の間で1度単位で温度管理ができるものが多いのです。
この工程を普通の炊飯器で行うのは難しく、熟成に失敗することもあるそう。その点、酵素玄米炊飯器ならスイッチオンから放っておくだけで熟成まで完了するので手軽ですね。
発芽酵素玄米炊飯器のメリット
では、2カ月間にわたり、この酵素玄米炊飯器を使ってみて、そして発芽酵素玄米を食べ続けてみて私が感じているメリット、デメリットをご紹介します。