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葛飾でモンチッチ増殖中 実は生まれ故郷 公園に新エリア

熟年世代にはなつかしい「モンチッチ」が、東京都葛飾区内で〝増殖〟している。48年前に誕生した海外でも人気のキャラクターで、生み出したのは区内の老舗玩具メーカー「セキグチ」。区は今年1月、JR新小岩駅前にモニュメント2つを新設し、平成28年開設の「モンチッチ公園」にも4月、「モンチッチゾーン」など2つの新エリアがオープンした。観光客増へ、モンチッチ効果が期待されている。

モンチッチゾーンに設置されたモニュメント=31日、東京都葛飾区西新小岩のモンチッチ公園(長橋和之撮影)
モンチッチゾーンに設置されたモニュメント=31日、東京都葛飾区西新小岩のモンチッチ公園(長橋和之撮影)

「5年前に中国から来日しましたが、子供の頃からモンチッチのことは知っていました。中国でも昔、流行したキャラクターとして有名でした」

31日午後、モンチッチ公園を9カ月の息子と訪れていた近くに住む主婦(25)は、そう話した。

「ほぼ毎日、息子と来ています。息子が大きくなってモンチッチ人形を『ほしい』と言ったら、買ってあげようと思います」

モンチッチは昭和49年にセキグチの関口晃市会長(86)が発案。サルをモチーフにし、体はぬいぐるみ、手足や顔はソフトビニール製の人形で、当時は斬新だった。翌年にはオーストリアなどへの輸出も始まり、これまでに国内外で8千万個以上を販売するなど人々に愛されてきた。

葛飾区は平成28年4月、同社の工場の跡地約3930平方メートルにモンチッチ公園を開設した。翌年2月から「モンチッチに会えるまち」のキャッチフレーズを使い、ラッピングバスの運行を開始。新小岩駅周辺にマンホール、時計塔、モニュメントなど次々にモンチッチをデザインに生かした物が設置された。

同区は今回、公園に隣接する約650平方メートルの土地を新たに取得し、モンチッチの歴史が掲示されたミニミュージアムや銅像、陶像など計27体が飾られた「モンチッチゾーン」と、モンチッチをかたどった遊具を設置した「ちびっこ広場」の2つのエリアを新設した。事業費は約1億5300万円。

新設された像の約半数はセキグチからの寄付だ。ここにしかない、王冠を身に付け羽が生えた「天使のモンチッチ像」も含まれる。同社の担当者は「会社のあった所に歴史を残し、今後も皆さんから愛されるようにという会長の思いが込められている」と話す。

モンチッチゾーンの開放時間は、午前9時~午後6時(10月から3月までは同5時まで)。同区は今後、モンチッチ関連の観光マップを製作する予定で、担当者は「昔から人気のある葛飾ゆかりのキャラクター。幅広い世代に来てほしい」と期待を寄せている。

(長橋和之)


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