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ロボが配送、商品PR つくば「スーパーシティ」始動

自動配送ロボットが遊歩道などの公道を自動走行し、スーパーの商品を自宅前まで最短30分以内に配達するサービスが、先月28日から、つくば市のつくば駅周辺で始まった。ゴールデンウイーク(GW)期間中には別のスーパーで配膳ロボットが新商品を紹介する実験も実施。いずれも全国初といい、つくば市などが国家戦略特区に指定された「スーパーシティ構想」が、より市民に身近になってきているようだ。

ロボットが自動で配送した商品を受け取る女性=つくば市
ロボットが自動で配送した商品を受け取る女性=つくば市

マンションへお届け

サービスは、楽天グループとパナソニックホールディングス、西友が7月30日までの土曜日に実施。つくば駅周辺の約1千世帯が対象で、利用者は専用サイトで注文すると、西友つくば竹園店(同市竹園)から自動配送ロボットで家の前まで商品が配達される。

商品は生鮮食品や冷蔵・冷凍商品など約2千点。配達時間を指定できるほか、最短30分で配送可能。利用料は1回110円で、支払いは楽天ペイを利用する。

ロボットは高さ115センチ、全長117センチで商品は約115リットル入る。事前走行した地図データをもとに、センサーなどで安全を確認しながら時速4キロで走る。東京都中央区にある遠隔管制システムで監視などを行い、安全を確保する。

先月末に行われた公開実験で、商品を受け取ったパート、藤沢直子さん(44)は「マンションなので駐車場から重いものを運ぶのが大変だったが、仕事や子育ての合間に自宅前に商品を取りに行くだけなので助かる」と話す。

生活の利便性向上

一方、GW期間中にはつくば市上横場のスーパー「シティーマーケットうおまつ本店」で大手みそメーカーのハナマルキが配膳ロボットを使い、新商品を紹介する実験が行われた。

同社は、新商品の試食販売などを行ってきたが、新型コロナウイルスの影響で中止が相次いだため、新たな試みとして配膳ロボットを使うことにした。

いずれも、超高齢社会により今後の人手不足や、人件費の高騰が予想されることが背景にある。

つくば駅周辺では、安全性が高い遊歩道が整備されているほか、市などがロボットに関するさまざまな実証実験を行い、市民にロボットが身近であることから今回、市内で全国初のサービスや実験が行われた。

市の担当者は「市民がロボットにさらに親しんで、生活の利便性が向上していくことが大事だ」と話す。(篠崎理)

【スーパーシティ構想】 人工知能(AI)やビッグデータなどの先端技術を活用し、未来都市を目指す構想。医療や教育など幅広い分野で利便性の向上を図る。スーパーシティを進める国家戦略特区に4月、全国でつくば、大阪の2市が指定された。


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