静岡知事、リニア「反対理由ない」中津川市長に

    静岡県の川勝平太知事は1日、リニア中央新幹線の車両基地の建設工事が進む岐阜県中津川市を訪れ、青山節児市長と市役所で面会した。川勝氏はリニアの完成で静岡県内に止まる東海道新幹線の「ひかり」と「こだま」の本数が増えるため「開通に反対する理由はない」と伝えたという。

    川勝平太知事(田中万紀撮影)
    川勝平太知事(田中万紀撮影)

    面会は非公開で、川勝氏が終了後、報道陣の取材に応じた。川勝氏は、リニア新幹線静岡工区がトンネル工事に伴う大井川の水量減少問題で着工できない状態が続いている現状を説明。今後、リニア沿線の9都府県でつくる「リニア建設促進期成同盟会」に参加する意向を示したという。静岡県は3年前にも加盟を求めたが、認められていない。

    青山市長は面会後、報道陣に対し、昨年10月に市内のリニアのトンネル工事現場で崩落死傷事故が発生し、工事再開に向けてJR東海と協議を重ねた経緯に触れ「課題を100%解決することが難しい案件は多く、協議が必要。『これはだめだ』だけでは前には進めない」と持論を述べた。


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