暴力団などの反社会勢力から企業を守る「警視庁管内特殊暴力防止対策連合会」の定期総会と研修会が2日、東京国際フォーラム(千代田区丸の内)で開かれた。会合には企業の担当者が出席し、暴力団情勢に関する講演などに耳を傾けた。
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警視庁組織犯罪対策部の小坂和弘部長は、山口組の分裂抗争が続いていることなどから「暴力団情勢は予断を許さない状況だ」と指摘し「強力な諸対策を遂行して、暴力団組織の壊滅を図っていく」と強調した。
また、6月は多くの株主総会が開かれることを踏まえ、「総会屋などから不当要求を受け、不安を感じるようなことがあれば、積極的に相談をしてほしい」と呼び掛けた。
研修会では暴力団対策課の宮本博嘉暴力団排除対策官が暴力団などの反社会的勢力の情勢をテーマに講演を行うなどした。