横浜中華街の老舗「聘珍樓横濱本店」を運営する聘珍樓(横浜市)が2日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う業績悪化により、横浜地裁から破産手続きの開始決定を受けた。破産管財人の弁護士が明らかにした。
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本店以外の事業を担う同名の別法人は存続し、各地の店舗は営業を続ける。
東京商工リサーチなどによると、本店は明治17(1884)年創業。「現存する日本最古の中華料理店といわれた。
5月15日に「移転のため」として、閉店していた。激戦区の中華街で団体客や接待利用が減る中、コロナ禍が追い打ちをかけたとみられる。
負債額は約3億500万円。債権者が破産を申し立てた。
別法人が本店にかわる新店舗での営業を模索。中華街も新店舗立地の選択肢の一つという。