受刑者が手がけた日用品や家具などを展示・販売する全国矯正展が4日、東京都千代田区の科学技術館で開かれた。新型コロナウイルスの影響で令和2、3年は中止になり、3年ぶり。5日も開催される。
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丸で囲った「獄」のマークで知られる函館少年刑務所の「マル獄」シリーズや、長野刑務所の婦人靴など、人気の製品を販売。パネル展示では、コロナの感染拡大当初、不足した医療用ガウンを医療機関に届けるため、受刑者が縫製作業に当たる様子を紹介した。
法務省によると、コロナ禍前は例年、2日間で約1万5千人が訪れ、約3千万円を売り上げた。売り上げは原材料費のほか、犯罪被害者支援団体への助成金にも充てる。