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中国が有人宇宙船発射 宇宙ステーション年内完成へ

【北京=三塚聖平】中国は5日午前、有人宇宙船「神舟(しんしゅう)14号」を打ち上げた。中国が独自に建設中の宇宙ステーションに飛行士3人が乗り移り、約半年間滞在する。中国は年内に宇宙ステーションを完成させる計画で、今秋の共産党大会で習近平総書記(国家主席)が3期目入りを目指す中、習氏が掲げた「宇宙強国」をアピールする狙いがあるとみられる。

有人宇宙船「神舟14号」を載せ、打ち上げられるロケット「長征2号F遥14」=5日、中国・酒泉衛星発射センター(新華社=共同)
有人宇宙船「神舟14号」を載せ、打ち上げられるロケット「長征2号F遥14」=5日、中国・酒泉衛星発射センター(新華社=共同)

神舟14号は、中国北西部の酒泉衛星発射センターから5日午前10時45分(日本時間同11時45分)ごろ、国産の運搬ロケット「長征2号F遥14」に搭載して発射した。中国国営中央テレビが伝えた。男性2人、女性1人の飛行士が搭乗。3人はいずれも中国人民解放軍所属で、共産党員だと中国メディアが伝えている。

神舟14号は地球の周回軌道上で、建設中の宇宙ステーションの中核施設「天和」にドッキングする。飛行士3人は、7月と10月に打ち上げる実験施設の連結作業など、宇宙ステーションの建設作業を進める。任務を引き継ぐ飛行士と宇宙ステーションで交代し、12月には地球に帰還する計画だ。

中国は今年4月、建設中の宇宙ステーションに半年間滞在していた神舟13号の飛行士3人を地球に帰還させたばかり。

習政権は宇宙開発に積極的に取り組んでおり、昨年には米国に次ぎ2カ国目となる火星の地表探査を実施。2020年には無人月面探査機「嫦娥(じょうが)5号」が帰還し、米ソに次いで44年ぶりとなる月面の土壌サンプルの回収に成功した。

ただ、中国の宇宙開発計画をめぐっては、昨年5月に宇宙ステーションの建設に関わった大型ロケットの残骸が大気圏に再突入しインド洋に落下。国際社会から安全性や透明性に対する懸念が寄せられている。


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