中国電力島根原発2号機(松江市)の再稼働に同意を表明した島根県の丸山達也知事は5日、原発30キロ圏に入る鳥取県の平井伸治知事や、出雲市など島根県側3市長とそれぞれ会議を開き、再稼働同意の意向を直接伝えた。今後、国や中国電に回答し、原発の安全対策や避難計画への取り組みを強化するよう要請すると強調した。
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平井知事はリモート会議で、事故時に住民が避難する際に利用するため、自動車専用道路を鳥取県内に整備することを国に要請するよう丸山知事に求めた。
これに先立ち、飯塚俊之出雲市長らと松江市内で開いた会議でも、安全対策に万全を期すことを中国電に求めるよう要望があった。
会議後、丸山知事は報道陣の取材に応じ「国や中国電への要請や回答で強調すべきポイントがはっきりした」と話した。