また、語学留学にはトルコ、メキシコ、ブラジル、韓国、中国、台湾など多国籍な生徒たちが在籍しているため、彼らと友達になり、英語でのコミュケーションに自信がつきました。オミクロン株が流行し、授業は一時的にオンライン授業に切り替わってしまったりしましたが、オンライン上でも楽しく会話できましたし、授業が終わってからも英語でメッセージのやりとりをするほど、生徒同士で良い関係性が築けていました。
コロナ禍中もCAを志す学生たちとの出会い
留学先でも、私がCAだと分かると、CAを目指しているという学生たちが声をかけてくれるようになりました。
私の回答によって彼ら彼女たちの夢を、壊さないか心配でしたが(笑)、質問にはウソ偽りなくお答えするようにしていました。
今はCAの採用が少なく不安な思いをしている学生さんが多いと思いますが、コロナ禍にカナダ留学を実現させ、一生懸命に英語を学ぶ姿を見て、きっとこの子たちなら夢を叶えて、世界に羽ばたくことができるだろうなと思いました。
カナダの食事がおいしすぎて…CA復職後が心配
カナダには美味しいと評判の有名なドーナツ屋さんがたくさんあって、ドーナツ屋さん巡りにはまっています。また、カナダは移民の国で、アジア系のスーパーやレストランも多くあるので、食べ物には全く困りません。その分、CA復職後に制服が入るかとても心配です(涙)。ジムで筋トレをしたり、天気の良い日は外をランニングしたりして、体力と健康管理に努めています。
数年後には国際線もコロナ前の需要に戻ると言われています。その頃には英語力を含め、パワーアップした姿でCAという仕事に戻り、再びお客様とさらに楽しい空の旅ができるよう、今は準備期間だと思って今できることに挑戦し続けたいと思っています。
富田沙織(とみた・さおり)
兵庫県出身。外国語大学を卒業後はメーカー勤務を2年経験。国内のエアラインで客室乗務員を経験後、アジア系国際線の客室乗務員に転職。航空会社乗務8年目。趣味は食べ歩きとショッピング。現在は休職し、カナダのバンクーバーに在住。
【CAのここだけの話】はAirSol(エアソル)に登録している外資系客室乗務員(CA)が持ち回りで担当します。現役CAだからこそ知る、本当は教えたくない「ここだけ」の話を毎回お届けしますので、お楽しみに。アーカイブはこちら