ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事は5日、激戦が続く同州の中心都市セベロドネツクでウクライナ軍が市の約5割を露軍から奪還したと明らかにした。同市は露軍が一時、市の8割を制圧し、完全制圧が近いとみられていたが、増援を受けたウクライナ軍が激しく反撃し、制圧地域の奪還を進めている。
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ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、露軍との戦闘の前線であるルガンスク州リシチャンスクと東部ドネツク州ソレダルを訪問し、地元住民や兵士らを激励した。一部が露軍の占領下にある南部ザポロジエ州も訪れた。ゼレンスキー氏は同日公開した動画で「会った人々全員を誇りに思う」と強調した。
ルガンスク、ドネツク両州からなるドンバス地域へのゼレンスキー氏訪問は、露軍の侵攻開始後初めてとみられる。露軍は同地域の掌握を主な目標とし、セベロドネツクと、ドネツ川の対岸にあるリシチャンスクは、ルガンスク州でウクライナ側が保持する最終拠点とされている。セベロドネツクでは6日も市街戦が続き、双方が一進一退の戦闘を展開している。
一方、ウクライナ軍は6日、露軍のロマン・クツゾフ少将をルガンスク州で戦死させたと発表した。露経済紙コメルサントによると、侵攻で戦死した露軍の将官は14人目。
ウクライナ軍によると、クツゾフ少将はドネツク州内の集落を期日内に制圧するよう命じられたが、現場部隊に命令を拒否され、自ら指揮を執ろうとして最前線に出たところ、ウクライナ軍の砲撃で死亡した。