松野博一官房長官は6日の記者会見で、今後の電力需給が厳しくなるとして、政府の「電力需給に関する検討会合」を近く開くと表明した。会合の開催は5年ぶりで、松野氏は「政府全体としてしっかりと具体的な対策を取りまとめていきたい」と述べた。
松野氏は「この夏と冬に向けては経済産業省の審議会で非常に厳しい電力需給の見通しが示されている」と指摘。その上で「夏に向けてはできる限りの節電、省エネに取り組むこと、電力需給がより厳しくなると想定される冬に向けては、夏以上の需要対策の準備を進めることが必要だ」との認識を示した。