トヨタ自動車グループのデンソーは、自社で生産する半導体の売上相当額を現在の4200億円から令和7年に2割増の5000億円に拡大する目標を明らかにした。車の電動化などに伴い、半導体の需要拡大が見込まれるのに対応する。
自社生産は、電力を制御する「パワー半導体」や電池監視などに使う「アナログ半導体」の分野で重視していく。車載半導体以外にも、自動運転向けセンサーの開発も進める。
半導体の安定調達に向けては専業メーカーなどとの連携も深める。2月には半導体の安定調達のため、半導体メーカー世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県進出のために設立した子会社に出資することを発表した。