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【トップは語る】損害保険ジャパン 白川儀一社長(51) 「〝脱保険脳〟の社員育成を急ぐ」

--4月に社長に就任した。取り組むべき施策は

損害保険ジャパンの白川儀一社長(西村利也撮影)
損害保険ジャパンの白川儀一社長(西村利也撮影)

「大きく2つある。一つは主力の自動車保険における事故対応の向上だ。顧客が保険に入る最大の理由は最高品質な事故対応サービスだと思っており、この部分はまだまだ高みを目指せる」

--具体的にどう高めていくか

「デジタル技術の活用は欠かせない。事故割合で圧倒的に多い軽微な車両単独事故や物損事故は人工知能(AI)を活用し簡素化する。それで生まれた人材の余力を難しい事故の対応にシフトしていくことで品質を高めていく。デジタルと保険の専門性を簡単に結びつけられるよう企業風土も変えていく」

--もう一つの施策は

「人材育成だ。これからの時代に求められる保険商品やサービス、それを生み出すために必要なコンピテンシー(優秀な成果を発揮する能力や行動特性)をしっかり定義する。〝脱保険脳〟という大きなテーマを掲げて、保険の知識を詰め込むような従来の社員教育メニューを抜本的に変えていく」

--人材育成を抜本的に変えていく必要性は

「例えば、10代の若者が情報を得るために最も使っているツールは交流サイト(SNS)だ。顧客へのアプローチは世代で大きく変わっており、顧客志向・未来志向で顧客の価値観や行動の変化を捉えていかないと通用しない。多様な人材を育て、生かすことで変化に対応できる組織にしていく」(西村利也、写真も)

しらかわ・ぎいち 立命館大産業社会学部卒。平成5年安田火災海上保険(現損害保険ジャパン)入社。執行役員、取締役常務執行役員などを経て、令和4年4月から現職。北海道出身。


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