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会計コンサルタントとは 仕事内容や年収、資格について徹底解説

はじめに

「会計コンサルタント」について、お金に関する仕事というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

この記事では、会計コンサルタントの仕事内容や年収、必要な資格などについて解説します。 この記事を読むことで、会計コンサルタントについての知識がより深まります。会計コンサルタントについて少しでも気になる方や目指している方は、ぜひ参考にしてください。

※画像はイメージです(GettyImages)
※画像はイメージです(GettyImages)

会計コンサルタントの主な仕事内容

この仕事の大きな特徴は、顧客となる企業の「会計」、つまりお金にまつわる課題や問題の解決に特化していることです。会計に欠かせない業務フローの見直し・改善による効率化や最適化を促すだけでなく、会計に関する法律の動向をチェックして顧客へアドバイスやサポートを行うのです。より具体的な仕事の流れは、大きく分けてつぎの3段階となります。

ヒアリングとリサーチ

まずは、顧客である企業へヒアリングを行い、現在抱えている問題点や課題、顧客の希望や目的を聞き出します。どんなに優れた策を出しても、それが課題の解決や希望を叶えることに繋がられなければ意味がないためです。

そして、ヒアリングを重ねつつ改善策の作成に向けて情報収集を行います。顧客企業の会計に関する情報はもちろん、会計に関する法制度についてなど、膨大な情報の中から必要なものをピックアップするのです。

改善策の作成と提案

ヒアリングと情報収集を十分に重ねたら、それを元に改善策を練っていきます。策の内容は新しい会計システムの導入や業務プロセスの改善、投資や費用削減に関するアドバイスなど多岐にわたります。

出来上がった策を顧客に提案し無事に通ったら、導入に向けてサポートやアドバイスを行うのも会計コンサルタントの仕事です。

アフターフォロー

改善策を導入しただけでは、仕事が完了したとは言えません。その後のフォローも、会計コンサルタントにとって重要な業務の一つです。

例えば、導入した会計システムが業務の効率化に役立っているかを聞き取りなどを通して調査するのはもちろん、必要に応じて導入したシステムや推奨フローのマニュアルを用意する場合もあるでしょう。また、もし想定よりも効果が確認できなければ、再度改善に向けたコンサルティングを行う必要もあります。

アフターフォローの有無は、その後の顧客からの信頼にも大きく影響を及ぼすため力を入れるべき仕事と言えるでしょう。

会計コンサルタントの年収について

会計コンサルタントの年代別の平均年収は以下の通りです。

20代~30代:500~800万

30代~40代:800~1100万

40代以降:1100~1500万

出典:財務・会計コンサルタントとは?年収は高いのか、やりがいはあるのかを解説します | 会計求人TOPICS

一般企業の年収は以下の通りです。

20代~30代:270~474万円

30代~40代:474~533万円

40代以降:533~731万円

会計コンサルタントの年収は、一般企業と比べると比較的高い傾向にあります。30代の会計コンサルタントの場合、年収は一般企業で働いている40代以降の年収よりも高く、若いうちから高収入を狙えます。会計コンサルタントは実務経験と資格のウエイトが大きく、また専門性の高さからも企業からの需要が高い仕事といえるでしょう。

会計コンサルタントに求められるスキルについて

ここからは、会計コンサルタントの仕事をする上で求められるスキルについて紹介します。どのスキルも業務に役立つとともに、コンサルタントとしての力量にも影響するため、積極的に身に付けるようにすべきです。

会計に関する深い知識や経験

会計に関する深い専門知識や豊富な経験は、会計コンサルタントにとって肝となるスキルです。

例えば、法制度など会計に関する法の知識はもちろん、自身の業務経験も時にコンサルティングの仕事に役立ちます。経理や会計処理の業務経験や監査法人での職務経験、銀行など金融関連の職歴もあると有利に働きやすいでしょう。

そのため、会計コンサルタントを目指すのであれば、知識に加えてこのような職務経験を積むことも重要です。

論理的思考力

顧客の課題解決や目的達成のためには、問題の本質はどこにあるのか、目的を通して顧客が何を叶えたいのかを正確に把握し、目標や改善策を設定する必要があります。そのため、「論理的思考力」は欠かせないといえるでしょう。

会計に関する問題は、多くの場合様々な物事が複雑に絡み合っている場合が多いものです。そのため、会計コンサルタントは複雑な物事を一つ一つ読み解き整理した上で、解決や目的達成に向けて策を考える力が強く求められます。

企画力・プレゼンテーションスキル

会計コンサルタントに限った話ではありませんが、コンサルティングを行う上で「企画力」と「プレゼンテーションスキル」はいずれも重要です。

企画力とは、課題の解決や目的の達成のためにアイデアを企画としてまとめ、実現する力を指します。会計コンサルタントにおいては、会計業務効率化のための新しい業務フローの提案などが当てはまります。

また、どんなに素晴らしい案でも、顧客に受け入れられなければ意味がありません。そのため、自身の考えた企画を魅力や根拠、説得力を持って顧客にアピールできるプレゼンテーションのスキルの有無も、会計コンサルタントとしての力量を大きく左右するでしょう。

会計コンサルタントに資格は必要?

会計コンサルタントの仕事をする上で、資格は必ずしも必要ではありません。しかし、会計全般、経理、財務、経営など幅広い知識を必要としており、一般的には次に挙げた資格取得者、または、同様の知識レベルであることが必要といわれています。

特に、過去の職歴に会計関連の業務が無い場合や、顧客や転職を考えているコンサルティングファームに自身の「会計に関する知識」をアピールしたい場合は、つぎの資格を取得することをおすすめします。

・中小企業診断士

・公認会計士

・税理士 など

これらの資格は、いずれも会計に関する専門知識がなければ取得が難しいため、取得によって知識を有していることの裏付けとなるでしょう。

会計コンサルタントの実態

仕事量について、プロジェクトの大きさによっては深夜残業や徹夜が続くこともありますが、その代わり、プロジェクトが終了すると長期の休暇がもらえます。会計コンサルタントのアドバイス次第でクライアントの経営が大きく改善されることもあります。正しい倫理観をもって良し悪しの判断をくだすため、クライアントと対立するリスクもあるでしょう。

ここからは、会計コンサルタントの仕事の実態について、「やりがい」と「厳しさ」の両面から見ていきましょう。

会計コンサルタントの仕事のやりがい

クライアントの資金の動きに繋がるさまざまな業務を範囲とするため責任は重いですが、プロジェクトが完了したときの達成感は大きいと言えます。また、実務経験を積む中では会計や財務などの知識やスキルを学ぶ機会があります。実務で学んだ内容はすぐ仕事で使えます。ひとつひとつのプロジェクトは大きく、チームを組んで対応します。コミュニケーションを取り合うことで、プロジェクトを成功させる達成感を味わえるでしょう。

会計コンサルタントの仕事の厳しさ

会計コンサルタントはお金に関する仕事であるためミスが許されません。細かいところまで気を遣う必要があるので、大雑把な性格の人には向いていません。また、経営に直接関わる仕事でもあるので、経営層から監視されます。経営の重要なポジションとなるため仕方ないことですが、プレッシャーに弱い人にとっては厳しい世界と言えるでしょう。加えて、会計の分野は景気や世界情勢に左右されやすく、常に変化しているため、臨機応変に対応できる能力が必要になってきます。

会計コンサルタントの最近の動向

会計コンサルタントは精密さが必要なため、AIと比較されることが多くあります。AIは人間よりも正確で素早い処理ができます。また、分析やビックデータによる課題解決はAIの方が優れています。その反面、AIには感情表現がないため、クライアントと信頼関係を築くためにはやはり人間の方が優れていると言えます。機械的なことはAI、人と人のコミュニケーションは人間が対応することで、互いの良い部分を効率的に使うことができます。

まとめ

会計コンサルタントの仕事は、顧客である企業の「お金」にまつわる部分に携わるものです。そのため、責任は大きく業務も複雑であるケースが多く、専門的な知識も欠かせない難しい仕事と言えます。ただ、その分無事に課題解決に繋がれば大きな達成感を得られる上、自身の会計に関する能力や知識を発揮できることがやりがいとなる仕事です。

会計コンサルタントになるには特別な資格も必要なく、会計にまつわる知識や経験さえあればすぐ活躍できるのもポイントと言えるでしょう。そのため、もしこの仕事に興味があるならば、ぜひ挑戦してみることをおすすめします。


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