円安加速、133円台後半 20年2カ月ぶりの安値更新

    8日の東京外国為替市場で円安が加速し、日銀によると、一時1ドル=133円63銭まで安値が進んだ。平成14年4月以来約20年2カ月ぶりの安値水準を前日に続いて更新した。ユーロに対しても一時1ユーロ=142円台後半まで下落し、平成27年1月以来、約7年5カ月ぶりの円安ユーロ高水準となった。

    1ドル=133円台を付けた円相場を示すモニター=8日午前、東京・東新橋
    1ドル=133円台を付けた円相場を示すモニター=8日午前、東京・東新橋

    午後5時現在は前日比81銭円安ドル高の1ドル=133円57~59銭。ユーロは88銭円安ユーロ高の1ユーロ=142円76~80銭。

    日銀が金利を極めて低い水準に抑える金融緩和を続ける一方、米連邦準備制度理事会(FRB)はインフレ抑制で金利を引き上げている。金利が高いドルの方が投資に有利との見方から、円売りドル買いが進行。欧州中央銀行(ECB)も利上げ姿勢を鮮明にしているため、円を売ってユーロを買う動きも広がった。


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