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「夫婦で月36万円あった年金が夫死亡で18万円に」遺族年金を期待できない共働き妻がサバイブする秘策

PRESIDENT Online

夫のほうが妻より高収入である場合の対策

では共働き夫婦は、どんな対策があるのでしょうか。C子さんの場合は、基礎年金だけをできるだけ繰下げ受給する方法があります。

遺族厚生年金の受給額に影響するのは、厚生年金だけです。基礎年金は関係ありませんから、基礎年金だけを増やせば、それだけ年金の受給額は増えることになります。繰下げ受給をすると年金は増額になります。1年繰り下げれば、8.4%の増額、70歳まで繰り下げることで42%の増額、75歳まで繰り下げると84%の増額になります。

C子さんの基礎年金は月額6万円ですので、もし75歳まで繰り下げるとしたら、月額11万円になります。自分の厚生年金と遺族厚生年金を合わせると23万円になります。かなり余裕のある暮らしになると思います。

年金は、基礎年金・厚生年金のどちらか一方だけ、またはその両方を繰下げ受給することができます。もちろん、基礎年金・厚生年金の両方を繰下げ受給して、年金額を増やす方法もいいと思います。

ただし、繰下げ受給して厚生年金が増額されると、その部分は優先されてしまい、夫の遺族基礎年金の受給額が減ってしまうということもあります。ちなみに遺族年金というのは非課税になりますが、厚生年金は課税の対象になります。

これは、ちょっと難しい問題です。というのは、平均寿命で考えると夫が先になくなる可能性は高いのですが、どちらが先に死ぬかというのはまったく予想がつきません。夫婦の健康状態、家計の資産状況などを考えて検討してみてください。

夫婦同程度の収入ならば自分の年金受給額に目を向ける

共働き夫婦で、夫の厚生年金と妻の厚生年金が同じ、または多いという場合には、どちらにしても遺族厚生年金はありません。

この場合の対策としては、自分の年金受給額を増やすことがもっとも重要になってきます。ということは、基礎年金と厚生年金の両方を繰り下げることによって年金の増額を考えるのがいいと思います。

つまり、おひとり様になったとしても、困らない年金額を目指すのがいいでしょう。

たとえば、夫と妻の厚生年金額が同じ場合。

夫は基礎年金6万円+厚生年金14万円=月額20万円

妻は基礎年金6万円+厚生年金14万円=月額20万円

どちらが先に亡くなっても、遺族厚生年金はありません。月額20万円の生活になります。

しかし、夫婦ともに70歳まで繰下げ受給をして受給額の増額をしておけば、年金受給額は、28万4000円になります。どちらが亡くなっても、ある程度の暮らしを維持できるようになります。老後資金をしっかり貯めておくとなお安心できるでしょう。


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