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「夫婦で月36万円あった年金が夫死亡で18万円に」遺族年金を期待できない共働き妻がサバイブする秘策

PRESIDENT Online

専業主婦でもゆとりのある年金生活を送るには

専業主婦で考えてみましょう。

夫の基礎年金6万円+厚生年金12万円=月額18万円

妻は基礎年金6万円のみ=月額6万円

この場合の遺族厚生年金は、9万円になります。

妻の基礎年金6万円+遺族厚生年金9万円=15万円になります。月額15万円の老後生活というのは、先ほどの厚生労働省の「家計調査(2019年)」の調査によると、高齢単身無職世帯の毎月の平均支出と同じです。ですので、生活費には困らないかも知れませんが余裕のない生活になります。

夫の厚生年金の4分の3といっても、基礎年金がなくなるので、夫婦のときの半分近くになってしまいます。これまた二人の生活が一人になったからと言って生活費が半分になるわけではありません。

では、対策としては、どうすればいいのでしょうか。先ほどの共働き夫婦と同じように基礎年金の繰下げ受給はどうでしょう。

もし、75歳まで繰り下げることができれば、84%の増額になるので、妻の基礎年金は約11万円になります。遺族厚生年金と合わせれば、20万円になります。少しゆとりのある老後生活が送ることができるようになると思います。

どんなに仲が良い夫婦でも、最後はおひとり様になってしまいます。これは避けることができないことでもあります。そして残念ながら女性がおひとり様になる確率の方が男性よりも高いのです。そのための備えとしては、たとえ一人になったとしても、暮らしていける年金額を確保しておくことです。そのための対策をしっかりしてください。

長尾義弘(ながお・よしひろ) ファイナンシャルプランナー、AFP、日本年金学会会員。お金のしくみ、保険のカラクリについての得する情報を発信している。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。いくつかの出版社の編集部を経て、1997年に「NEO企画」を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生みだす。著書には『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『かんたん!書き込み式 保険払いすぎ見直しBOOK』『老後資金は貯めるな!』(河出書房新社)、などがある。


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