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組み込み系エンジニアとは 特徴や年収を紹介

組み込み系エンジニアについて解説

組み込み系エンジニアといわれても、すぐにどのような職種ですと回答できる人はほとんどいないのではないでしょうか。組み込み系のエンジニアがどのような職種で、未経験からでも就職することができるのかなどを特徴や将来性から紹介します。

※画像はイメージです(GettyImages)
※画像はイメージです(GettyImages)

組み込み系ソフトウェアの種類

組み込みエンジニアとは、スマートフォンやパソコン、家電、自動車など多くの製品に組み込まれているソフトウェアの設計や開発をするエンジニアです。組み込みエンジニアは、要件定義、基本設計、詳細設計、開発、テストといった工程を経て製品を作り上げていきます。組み込み系の製品が生かされているシステムは、次の3つに分類されます。

・小型機器型組み込み系

・通信型組み込み系

・プラント型組み込み系

それでは、1つずつ解説していきます。

小型機器型組み込み系

小型機器型組み込み系のソフトウェアは、スマートフォンやパソコン、家電製品などに組み込まれています。スマートフォンを例に挙げると、自動での音量調整や画面の暗明調整機能も組み込み系になります。

通信型組み込み系

通信型組み込み系のソフトウェアは、通信ネットワークの要としてWifiルーターなどのネットワーク機器内でインターネットの高速処理などに使われています。

プラント型組み込み系

プラント型組み込み系は、工場や発電所などの制御機器に使われる組み込み系になります。火力発電所を例にとるとバルブを開けたり閉めたりする作業が該当します。汎用性が高く、堅牢なシステムを構築する必要があります。

組み込み系エンジニアの仕事内容

組み込み系エンジニアの仕事内容は、次の3つに分類されます。

・ハードウェア・ソフトウェアの検討

・ソフトウェアの開発

・バグやエラーの排除(テスト)

開発のフェーズとしても、幅広く要件定義から保守まで担当することも多くあります。また、Webエンジニアとは異なり、ハードウェアと綿密に関係するため幅が広い知識が問われます。

ハードウェア・ソフトウェアの設計

家電製品や産業機器などの機器には、組み込みソフトウェアが内蔵されています。例えば、洗濯機でドラムの回転速度や水の注入量制御をして自動で最適な洗濯状態を実現しています。このようなハードウェア(家電など)の仕様とその実現方法を検討します。制御するハードウェアの仕様に合わせてソフトウェアの仕様を考えながら設計を進めます。

ソフトウェアの開発

設計した仕様を実現するソフトウェアの開発を行います。具体的には、プログラミングの工程になります。実際の制御機器も同時に開発されており、実機がない場合もあります。そのようなときには、実機と同じ動きを再現するスタブスタブエミュレーターを用いて開発を進めます。

バグやエラーの排除(テスト)

いったん機器に組み込まれたソフトウェアは、容易に改修することができません。ソフトウェア開発時点でのバグの発見と修正は、非常に重要です。ハードウェア側との組み合わせを含めた最終的な確認作業を含めた念入りな作業が必要となります。

組み込み系エンジニアに必要なスキル

組み込み系エンジニアに向いている人やスキルを3つ紹介します。

製品の質や安全性の確保

組み込み系エンジニアは、開発するシステムに対する精度と安全性の確保が必須になります。組み込み系システムは、機械や設備に内蔵して制御するシステムです。一般的なWebシステムやセキュリティシステムとは異なり容易にソフトウェアを入れ替えて修正をおこなうことができません。不具合が発生した場合は、ハードウェアとソフトウェア両方に大きな影響を及ぼします。そのため、緻密な作業ができる人が向いている職種であるといえます。

ソフトウェアとハードウェアの知識が必要

組み込み系エンジニアは、ソフトウェアの知識に加えてハードウェアの知識も必要になります。目的の機器制御を最小限で無駄のないソフトウェアで実現する能力が必要です。

英語力

組み込み系エンジニアが参考にする資料は、日本語だけではなく英語で書かれていることが多くあります。また、オフショア開発を行っている企業も多く現地のエンジニアとの会議も英語でおこなわれることがあります。

組み込み系エンジニアに必要な資格3選

組み込み系エンジニアには、特段必須の資格は存在しません。しかし、資格があると資格手当がでて給与に反映されたり転職時に待遇が良くなることもあります。就職してから資格取得を目指しても遅くはありません。

ETEC

ETECは、JASAが主催する組み込み系エンジニアのスキルを証明する資格です。ETECは、認定試験ではなく、合否判定がありません。結果は、グレードCからグレードAの等級で判定されます。2017年8月から2020年3月のグレードの分布は、グレードAが9%、グレードBが40%、グレードCが51%という結果になっています。

LPIC(Linux技術者認定試験)

LPICは、Linux(WindowsのようなOSの一種)の技術をどの程度習得しているか測定する民間の認定資格になります。世界200ヶ国以上のエンジニアが受験するほど認知度が高いので就職や転職時に有利になります。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)

IPAの情報処理技術者試験のうち、組み込み系エンジニアを対象としている試験が、エンベデッドシステムスペシャリストになります。エンベデッドシステムスペシャリスト試験では、IoTを含むシステム開発全般的な知識や体系的な知識が求められます。最適な組込み系システム開発基盤の構築や組込システムの設計、構築を主体的におこなえることを目標にしています。

組み込み系エンジニアの平均年収

求人・転職サイトが掲載している年収表によると、企業に勤めている組み込み系エンジニアの年収は、以下のようになっています。

20代:400万円

30代:500万円

40代:600万円

エンジニア職としては、高い年収ではありませんが一般的な会社員の平均年収よりは高くなります。専門知識や高い技術が必要になるため実力次第では、フリーランスになり年収を上げることも可能です。

組み込み系エンジニアの将来性

現在でも世の中のほとんどすべての製品にソフトウェアが組み込まれています。今後の動向としてもIoT化がより本格的に進められることが予測されており、ますます組み込み系エンジニアの需要が高まることが予想されます。組み込み系エンジニアは将来性のある職種だといえるでしょう。

まとめ

モノづくりのプロとして、日々生活を便利にしてくれているのが「組み込み系エンジニア」です。組み込み系エンジニアは、未経験からでも努力したいで挑戦することができ独立も考えられる業種です。少しでも興味を持ち、世の中を動かす中枢に関わってみたいとお考えなら組み込み系エンジニアを目指してみてはいかがでしょうか。


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