ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、プーチン大統領や主要閣僚らロシア政府指導部を対象に無期限の制裁を科す大統領令に署名した。ウクライナへの入国を禁じるほか、資産を凍結。ロシアとの対決姿勢を改めて示した形で、戦線が膠着する中、停戦交渉を含め対話の可能性は一層遠のきそうだ。
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ゼレンスキー氏はまた、ロシア指導部への制裁に合わせ、260校を超えるロシアの大学など高等教育機関とその学長らにも制裁を科した。両国の多くの大学間で文化交流や科学協力が凍結される。
戦闘の続くウクライナ東部ルガンスク州の要衝セベロドネツク市を巡り、ウクライナ軍筋は9日、「ロシア軍は砲撃などで猛攻を仕掛けてきたが、失敗した。戦闘は続いている」と地元メディアで表明。戦線に大きな動きはなく、膠着状態が続いている。(共同)