HIS、過去最大の赤字 中間決算、蔓延防止響く

    旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)が13日発表した令和4年4月中間連結決算は、最終損益が269億円の赤字だった。赤字額は中間決算で過去最大。新型コロナウイルス対応の蔓延防止等重点措置が3月下旬まで続いたことが影響した。エネルギー価格高騰の影響で、電力小売り事業で損失を出したことも業績を押し下げた。

    エイチ・アイ・エスの沢田秀雄会長(山沢義徳撮影)
    エイチ・アイ・エスの沢田秀雄会長(山沢義徳撮影)

    売上高は684億円だった。HISは4年10月期から会計基準を変更するため、前年同期との単純比較はできない。前年同期は売上高が649億円、最終損益が235億円の赤字だった。

    4年10月期の連結業績予想は、ウクライナ情勢や訪日外国人観光客の入国制限の解除時期が不透明なことを理由に「未定」とした。記者会見した沢田秀雄会長は「国内旅行は伸びてきている。海外旅行を立て直し、反転攻勢に移っていく」と述べた。


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