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東証3日続落 米国の利上げ加速観測で市場に動揺

米国での歴史的なインフレ懸念の高まりが世界の金融市場の動揺を誘っている。14日の東京株式市場で、日経平均株価は3営業日続落し、下落幅は計1600円を超えた。米国では前日、主要3株価指数がそろって年初来安値をつけた。米連邦準備制度理事会(FRB)は14、15日の連邦公開市場委員会(FOMC)で通常の3倍ペースの利上げを決めるとの観測が広がっており、景気減速を警戒する投資家が一斉にリスク回避に動いた。

日経平均など各国の株価指数を示すボード。株安が連鎖した=14日午後、東京・八重洲
日経平均など各国の株価指数を示すボード。株安が連鎖した=14日午後、東京・八重洲

日経平均の14日終値は前日比357円58銭安の2万6629円86銭。一時は600円超下落した。

前日の米ダウ工業株30種平均は4営業日続落し、下げ幅が一時1000ドルを超えた。終値は876・05ドル安の3万0516・74ドルで年初の高値から2割近く下落した。この日は欧州株も下落し、株安が連鎖した。

米債券市場では一時、2年物国債の利回りが10年物を上回る「逆イールド」現象が発生。「景気後退のサイン」と受け止められた。

米国では、10日に発表された5月の米消費者物価指数の前年同月からの上昇率が8・6%と、40年5カ月ぶりの大きさとなった。

さらにガソリンの平均小売価格は1ガロン=5ドルを超えて過去最高値を更新しており、6月はインフレがさらに加速するとの見方が広がった。

FRBの追加の利上げ幅を巡っては、5月と同じ0・5%との見方が大半だったが、高インフレを抑えるために0・75%に拡大するとの見方が大勢を占めるようになった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジストは「米国のインフレはサービス価格にまで波及している。想定を超えるインフレ加速を受けて、市場はFRBによる利上げの積極化を完全に織り込んだ」と指摘している。


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