15日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反発し、前日比303・70ドル高の3万0668・53ドルで取引を終えた。米金融政策の先行きを巡る不透明感が和らぎ、買い注文が優勢となった。
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米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、高インフレを抑えるために連邦公開市場委員会(FOMC)で0・75%の利上げを決めた。市場の予想通りだったため、前日までの下落で割安感が出た銘柄が物色され、相場を押し上げた。
FRBのパウエル議長が次回の7月会合で「0・5~0・75%の利上げを検討する」との見通しを示したが、既に大幅利上げが続くとの観測が広がっており、取引への影響は限られた。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は続伸し、270・80ポイント高の1万1099・15。
個別銘柄では航空機のボーイングが大幅高となり、ITのマイクロソフトも上昇が目立った。石油のシェブロンは下げた。(共同)