北海道・知床半島沖で観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」が沈没した事故で、国土交通省北海道運輸局が16日に事故を起こした運航会社「知床遊覧船」(斜里(しゃり)町)に対し、旅客船の事業許可を取り消す行政処分を行ったことを受け、同社の桂田精一社長が17日、審査請求や取り消し訴訟はせず、結果を受け入れる考えを文書で明らかにした。
発表したコメント全文は次の通り。
「令和4年4月23日に北海道知床で発生した弊社運航遊覧船による事故により亡くなられた方々、ご遺族の方々、行方不明の方々およびそのご家族の方々に対しまして、改めて謝罪の言葉を述べさせていただきます。大変申し訳ございませんでした」
「昨日付でなされた弊社への事業許可取り消し処分につきましては、結果を受け入れる所存であり、審査請求や取り消し訴訟等の手続きをとる予定はございません」
「ご遺族の方々等に対しましては、今後も代理人を通じて真摯(しんし)に対応させていただきます」































