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CAの気持ちも和ます日本人のお客様 外資系エアラインで働く日本人乗務員が心に決めている唯一のこと

SankeiBiz読者のみなさんにだけ客室乗務員(CA)がこっそり教える「ここだけ」の話。第132回はアジア系航空会社乗務8年目の吉村美波がお送りいたします。

外資系エアラインで日々乗務をしていると、実にさまざまなお客様にお会いします。今回は、

  • 日本人と外国人のお客様の、機内での過ごし方の違い
  • 日本人のお客様にほっこりさせられた体験
  • 乗務中に日本人CAとして意識していること

など、私が日ごろの乗務で感じることをご紹介させていただきます。


外国人男性はなぜ通路側を好むのか?

さてここでお訊ねいたしますが、みなさんは飛行機に乗る時、通路側に座りますか? それとも窓側に座りますか?

ちなみに私は仕事で飛行機を使って移動するときも、プライベートで飛行機に乗るときも、通路側を選びます。通路側に座ると、機内での移動がしやすい上に、万が一乗務員が手伝いを必要としている場合にすぐにサポートできるからです。

このように、どなたにも座席の好みや習慣がありますよね。どうも、その好みや習慣にも一定の傾向があり、日本人と外国人とで違いがあるようなのです。

過去に担当したフライトでは、このようなパターンが圧倒的に多かったのです。

  • 日本人のお客様は、男性が窓側・女性が通路側
  • 外国人のお客様は、男性が通路側・女性が窓側

もちろん、この「傾向」はあくまで私の個人的な体験に基づく個人的な統計によるものです。すべてのお客様に当てはまるわけではありませんので、どうかご笑覧いただけたら幸いです。

しかし、「レディファースト(ladies first)」と言われるように、外国人の男性からは機内でもレディファースト精神を感じます。これは、カップルでもお子さま連れの若いご夫婦でも、年配のご夫婦でも、エコノミークラスでもビジネスクラスでも、共通していることです。

機内でもまず女性を窓側に案内して、男性自身が手荷物の整理をしたり、お子さんのお世話をする様子をよく目にします。

機内サービスが始まると、男性は通路側でCAから機内食や飲み物を受け取り、お子さんがいればお子さんに必要なサービスについてCAとやりとりするのです。長距離便で機内が寝静まっている時間に、ひとり暗闇で赤ちゃんをあやす男性のお客様を見たときには尊敬の念を抱きました。


一歩、二歩も先まわりして気配りする日本人女性

外国人のお客様とは逆に、日本人のお客様の場合は、女性があれこれ気を配るのが得意であるように感じます。同じ日本人女性としていつも素晴らしいなと思いながら担当させていただいています。

我々CAの出番がほとんどないほどに、日本人女性のお客様は一歩も二歩も先を行く行動をなさるので、CAとしても、人としてもいつも勉強させていただいております。

例えば国際線では必ず必要となる入国書類の記入。記入方法を予習して飛行機にお乗りになる方はなかなかいらっしゃらず、機内でCAに尋ねるのはよくあることです。

ところが、とある便では、入国書類の記入例をご自身で作成し、「もしよかったらほかのお客様に差し上げてください」とその記入例を数枚くださった日本人女性のお客様がいらっしゃいました。

その便はいつにも増して入国書類についての問い合わせが多かったのでとても助かったことを覚えています。

本来ならCAが準備すべき入国書類についての案内を手作りしてきてくださったわけです。私はそれを大切にCAバッグに入れて、いつでも取り出せるよう今でも持ち歩いています。


祖母を想起…心を和ませてくれた日本人のお客様

機内で出たゴミの取り扱い方にも、外国人のお客様と日本人のお客様で決定的な違いがあります。

外国人のお客様は、必ず手渡しするか、機内食のトレーの上に置きます。機内食のトレーがゴミで山盛りになり、カートに収納するのにとても時間がかかることがありますが、ひと目でゴミだと分かるのでCAとしては助かります。


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