「そばロボット」JR山手線内に初導入 人手不足解消へ

    JR山手線五反田駅構内に24日に新規オープンするそば店に、そば調理ロボットが導入される。山手線内のそば店に調理ロボが導入されるのは初。飲食店への来店客が増加傾向にあり、人手不足が予想されることから、調理ロボのニーズは高まっている。そば店を運営するJR東日本クロスステーションフーズカンパニーでは令和8年までに駅そば店舖30店への調理ロボ導入を目指す。

    JR五反田駅構内のそば店に導入されたそば調理ロボ(コネクテッドロボティクス提供)
    JR五反田駅構内のそば店に導入されたそば調理ロボ(コネクテッドロボティクス提供)

    開発したのは東京農工大学発ロボットベンチャーのコネクテッドロボティクス(東京都小金井市)。同大の水内郁夫准教授の研究成果を活用し、どんぶりを自動で洗う食洗ロボットなどを開発している。JR東日本全線のそば店における同社の調理ロボの導入は今回で4店目となる。

    そば調理ロボは2本のアーム(腕)で構成され、片方のアームが生そば麺をゆで用のざるに投入。その後、もう片方のアームがゆで用のざるを持ち麺をゆで、洗い、冷水で締める。1時間に最大150食分の調理が可能で、一連の調理工程の完全自動化により、従業員1人分以上の作業量を代替できるという。

    人による調理だと、ゆで方などで味に差が出やすいが、ロボットの場合、ゆでる時間が均一のため、安定した美味しさでそばを提供できる。また、そば店での調理は立ち作業の時間が長いことから働き手が不足しがちで、人手不足の解消にも役立ちそうだ。



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