山形県が20年以上かけて開発したサクランボの新品種「やまがた紅王」が23日にプレデビューし、山形市内で記念イベントが開かれた。2023年の本格販売を前に、一部で先行販売を開始。朱色に輝く大粒の実が特徴で、多くは500円玉を上回る大きさだ。
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県によると、紅王は県が1997年に最初の交配を行い、以来改良を重ねた。酸味は控えめで、さわやかな甘みが売り。県は「佐藤錦」や「紅秀峰」と並ぶブランド化を目指す。
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県内のサクランボでは初となる品質基準を設け、25ミリ未満のものや、色が薄いものは紅王としての販売を認めない。3L(28ミリ以上)か4L(31ミリ以上)の大玉が中心となる。
イベントに参加した吉村美栄子知事は「20年以上の歳月を要し、わが子を見守るような思い。期待してほしい」と話した。