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物流コンサルタントとは何をする仕事? 仕事内容や必要なスキル、将来性を徹底解説

はじめに

日々の買い物をはじめ、私たちの生活にとって欠かせないのが商品を消費者の元に届ける「物流」です。その物流に関する様々な問題を解決する「物流コンサルタント」という仕事があるのをご存知ですか?

物流コンサルタントは、社会における「物流」の重要性からも近年注目されつつある職業といえます。そこで今回は、物流コンサルタントの仕事内容や必要なスキル、将来性について解説します。

※画像はイメージです(GettyImages)
※画像はイメージです(GettyImages)

物流コンサルタントとは

物流コンサルタントとは、物流全般の問題を解決するコンサルタントのことです。また、得意な分野によっては、物流だけでなく「ロジスティクス」における課題の解決をサポートします。

「ロジスティクス」とは「必要な物を求められた時間・場所・数量分を供給し管理する仕組み」を指す言葉です。必要な物(商品など)の調達や生産、保管や輸送を担う「物流」は、このロジスティクスが管理する活動の一部とされています。物流コンサルタントは、顧客となる荷主や企業のロジスティクスや物流における問題や課題を解決し、より効率的に業務や管理が行えるよう効率化・最適化を促す職業と言えるのです。

物流コンサルタントの仕事内容

ここからは、物流コンサルタントが具体的にどのような仕事をしているのか、3つの流れに分けて紹介します。

ヒアリング・課題の分析

まずは顧客とのヒアリングを重ね、抱えている問題点や課題、目指すべき理想の姿を洗い出します。有効な解決策や画期的な案は、これらの問題やニーズを正確に把握して初めて発案することが可能になるためです。

例えば、課題は物流における在庫管理にあるのか、集荷・配送にあるのか、それとも物流システム全体の管理にあるのかは、顧客によって様々です。そのため、顧客から直接話を聞くのと同時に、顧客となる荷主や企業そのもの、業界全体の調査を並行しておこない、知識と理解を深めながら課題を分析する必要があります。

解決策の作成と提案

解決すべき問題や目指すべき姿が決まったら、具体的な解決策や導入案の作成および提案を行います。ここでは、有効な策を練るための問題解決能力や情報処理スキルとともに、いかに説得力のあるプレゼンテーションが行えるかが大切です。

「配送のコスト削減」「物流拠点や保管倉庫のスリム化」「新たな物流システムの構築」など、課題が顧客によって様々なように、解決策もまた多岐にわたります。物流コンサルタントは、数多の選択肢の中から顧客の要望を叶えるために最善のものを選び取り、策が受け入れられるように提案しなければなりません。提案の要となるプレゼンテーションにおいては、話し方や資料の分かりやすさはもちろん、正確なデータや数字の活用も欠かせません。そのため、ヒアリングの段階からしっかりとリサーチを深めておくことも大切です。

アフターフォロー

物流コンサルタントの仕事において、他のコンサルタント職と同様にアフターフォローは欠かせない業務の1つです。「解決策や新システムを導入したらそれきり」ではなく、策の導入後顧客がどうなったのか、責任を持って見守る必要があります。

改善策がきちんと物流や業務の効率化に役立っているか、顧客の担当者だけでなく、時に現場の声や数値を参照してチェックします。また、導入したシステムを顧客がきちんと使いこなせているかを確認し、必要に応じてマニュアルの作成などシステムの定着に向けてサポートする必要もあるでしょう。アフターフォローは、再度顧客がコンサルティングを必要としたときのリピート率にも影響します。厚い信頼を得るためにも、きめ細かい支援が欠かせないのです。

物流コンサルタントに求められるスキルは?

ここからは、物流コンサルタントの仕事をこなす上で求められるスキルの中から、特に重要視されやすい2つのスキルについて解説します。

コミュニケーションスキル

物流コンサルタントに限ったことではありませんが、コンサルティングの業務を円滑にこなすためには「コミュニケーションスキル」の有無は重要です。様々な人といかにコミュニケーションを重ねられるかどうかが、業務の成功率に大きく影響するでしょう。

例えば、顧客である企業の担当者とのヒアリングはもちろん、時にはリサーチとして実際に物流業務に携わっている現場社員の声を聞いて改善点や効率化のヒントを見つける必要があります。コミュニケーションを通していかに相手の考えや価値観、要求を正しく汲み取る力があるかどうかが、この仕事において欠かせない要素なのです。

物流に関する豊富な専門知識

物流コンサルタントにおいて最も重要なスキルと言えるのが「物流やロジスティクス全般をカバーできる豊富な専門知識」です。顧客にとってベストな解決策やアイデアを提供するためには、ただ机で勉強して身に付けた知識に限らず、多くの経験から得た知識の活用が求められます。

物流やロジスティクスに関する問題と一言に言っても、解決すべき課題や目指すべき業務の形は顧客の数だけ存在します。そのため、物流コンサルティングにまつわる知識に限らず、過去の成功事例・失敗事例から得た知識を柔軟に活用し解決やサポートを目指す力が求められるのです。

物流コンサルタントを目指すために資格は必要?

物流コンサルタントを目指す、もしくは業務をこなす上で、必ず取得しなければならない資格はなく、資格を取得しなくても物流コンサルタントとして活躍することは十分可能です。ただ、物流に関連する資格を持っていると「物流に関する高い専門知識がある」と対外的に示せるため、信用獲得のために取得するのはおすすめと言えます。

以下は、物流コンサルタントとして働く上で有利になりやすい資格の一例です。

・物流技術管理士

・グリーンロジスティクス管理士

・ロジスティクス経営士

これらの資格は、物流、またはロジスティクスの専門知識があるという証明になり得ます。従って、コンサルティングを行う分野や内容に応じて取得を検討すると良いでしょう。

物流コンサルタントの年収と将来性は?

物流コンサルタントの年収は、他の分野のコンサルタントと同じく高い傾向にあるといえます。所属するコンサルティング会社や業務内容によっても変動しますが、全体の平均年収は約700~800万円、20代から500万円代に到達し、ピークとなる40代では1,000万円を超えることも可能です。

「コンサルタント」という職業そのものの需要の高さが増している上、物流業界は私たちの生活において欠かせない要素であり、インターネット通販の普及をはじめ、今後も業界全体の発展が見込まれています。そのため、物流分野を担う物流コンサルタントの将来性は十分にあるといえるでしょう。

まとめ

物流コンサルタントの仕事は「顧客の物流やロジスティクスの面における課題解決や業務の効率化」という複雑な課題をクリアしなければなりません。そのため、業務において高い知識やスキルが求められる難易度の高い職種と言えます。

ただ、物流コンサルタントは将来性が見込める職業であることに加え、顧客のニーズを満たせたときの達成感が大きなやりがいとなる仕事です。よって、もし現在物流コンサルタントを進路に考えているのであれば、目指す価値は十分にあるといえるでしょう。


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