三井住友フィナンシャルグループは23日、SBIホールディングスと包括的な資本業務提携で合意し、796億円出資すると発表した。出資比率は1割程度となる。大手銀行グループがインターネット証券大手の経営に参画するのは異例。個人から法人まで幅広い顧客を持つ三井住友と若年層に強みを持つSBIが連携することで、ネット証券分野の拡大を目指す。
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SBIが資金調達の手段である第三者割当増資を実施し、三井住友が株式を取得する。
三井住友とSBIは令和2年にデジタル分野での戦略的な提携に合意し、三井住友がSBI子会社に出資。株式売買などを取り扱う新たな私設取引所(PTS)の運営会社にも出資し合うなど、関係を深めてきた。