巨大ウミガメ再び空へ フライング・ホヌ定期便復活

    巨大な「空飛ぶウミガメ」が再び空に―。新型コロナウイルスの影響で2年以上運休していた成田―ホノルル線専用の超大型機エアバスA380の定期運航を、全日空が7月1日に再開する

    ウミガメが描かれた全日空のエアバスA380=2019年3月、成田空港
    ウミガメが描かれた全日空のエアバスA380=2019年3月、成田空港

    A380は総2階建てで座席数は520。機体にはウミガメの親子が大きく描かれ、寝転んで使用できる「カウチシート」が人気だ。愛称はハワイの現地語でウミガメを意味する「ホヌ」にちなんで「フライング・ホヌ」で、搭乗を願うファンも多い。

    全日空は2019年5月に導入したが、新型コロナの影響で国際線の需要が減少し、20年3月を最後に定期運航の機会を失った。他路線には転用せず、遊覧や整備目的で飛行する以外は、エンジンを保護するためのカバーをかけて成田空港に留め置かれてきた。

    担当パイロットは、運航再開に向け6月24日にシミュレーター訓練を実施。担当機長は「待ちに待った瞬間がようやく訪れて本当にうれしい。フライング・ホヌのハワイ旅行を楽しんでいただけたらパイロット冥利に尽きる」とコメントした。

    シミュレーター訓練を行った全日空の古川理機長(中央)らA380の担当パイロット=24日、東京都大田区(同社提供)
    シミュレーター訓練を行った全日空の古川理機長(中央)らA380の担当パイロット=24日、東京都大田区(同社提供)

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