• 日経平均25937.21-484.84
  • ドル円144.75144.85

小中高での金銭教育開始 子供から大人までお金について学ぶ時代に突入 あなたの知識は大丈夫?

社会に出るまでに学び終えたい賢い消費者行動

筆者が最も大切だと感じているお金の知識は、身の回りのお金の使い方や、口約束であっても守らなければならない、といった一般常識とされるレベルです。

多くの人は、家庭内でお金について学ぶ機会は少ないでしょう。そのため公教育のような比較的公平な立場で情報を取得する必要があります。セールス職が強すぎるのは論外ですが、お金を不浄のものとして扱うような考え方も好ましくありません。

働くことはお金を稼ぐこと。学校で学ぶことで、稼ぐ能力を獲得していること。稼いだら納税する必要があること。稼いだ以上にお金を使わないこと。お金が足りない場合は、借りる選択を検討すること。借りたお金は返す必要があること。返済ができない場合は、自己破産などの方法で生活再建の可能性があること。合意に基づく契約は履行する必要があること。不当な条件はしかるべき手段で無効や取り消しにできること。安易な稼ぎ方は犯罪行為の場合を念頭におこくこと。お金のリテラシーを高めることは、難しいことを学ぶわけではないのです。

こういったことを一通り学習した上で社会に出れば、収入を得た時に賢いお金の使い方ができるのではないでしょうか。また、一定の知識があれば詐欺や犯罪に巻き込まれることを未然に防ぐことになります。

在学中から取り組みたい投資活動

18歳成年にともない、証券口座の開設が高校3年生から可能になりました。高校在学中でも、卒業後でも構いません。アルバイトなど自分で稼いだお金で、投資を体験することを勧めます。

株式であれば、実は100株に満たない1株単位で売買ができます。一株数百円で購入できますから、ペットボトル何本分くらいの値段で投資を始めることができます。投資を体験する際の予算は、「減っても気にならない程度の金額」で始めること。「知る」よりも敷居の高い「やる」ことが、学びに大いに役立ちます。

理想は親子で学ぶこと

お金のことを学んでこなかった親世代は、子供への金銭教育に頭を悩ませているようです。ATMからお金が出てきて、キャッシュレス経済でお釣りを知らない、など今までとは異なる金銭教育ニーズも出てきています。

お金について学ぶには、何度も失敗することが大切です。怪我をしない程度に、いろいろな買い物やお金の使い方を通じて、少しずつ賢い消費者になれるのです。

理想は、親子で一緒に考えること。正解があると学校で教えられてきた親世代ですが、お金に関しては子供の方が詳しく学んでくるでしょう。500円をどう使う? 1万円だったらどうする? など親子や兄弟で一緒に考えながら、自他の意見の違いや他人に学ぶことができれば、縮小していく日本経済の中にある小さな希望の光になるかもしれません。


Recommend

Biz Plus

Recommend

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)

求人情報サイト Biz x Job(ビズジョブ)