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教育現場のDX化を促進する新サービス「SchooLynk Contact」

コロナ禍により、多くの大学が休校を余儀なくされた。学校経営にとって不可欠の生徒募集が満足に行えず、深刻な問題となっている。

コロナ以前は、オープンキャンパスや学校説明会で、校風や指導方針を直接高校生に伝えることができた。しかしこれらのコンタクトポイントが、コロナで皆無になってしまったのだ。この状況を打破したいと始まったサービスがある。SchooLynk Contact(スクーリンクコンタクト)だ。

一言で説明すると、大学や専門学校の募集広報をDX化するサービスである。これまで紙ベースで行っていた作業をデジタルに移行することで業務の効率化を促進していく。

具体的には、パンフレット類の発送管理、生徒からの問い合わせ対応、出願の受付、オープンキャンパスの運営、説明会やガイダンスの出展管理など、募集広報に関する業務をオンライン上で一元化。煩雑で時間がかかっていた作業が、短時間で処理できるようになる。大学のWEBサイトにシステムを組み込むことで、これら募集広報に役立つ機能を利用できる仕組みになっている。

2020年2月のリリース以後、筑波大学、岡山大学、日本大学、実践女子大学など、現在までに250以上の大学が導入している。

CRMの学校版という位置付け

開発の経緯を、運営企業の株式会社Doorkel(ドアケル)CEO・鈴木陽平さんに取材した。同社は2017年に設立されたITベンチャーで、教育関連のサービスを複数展開している。

「弊社は、設立時から留学希望者向けのSNSサービスを行っています。事業を拡大するために多数の大学を訪問し、現状をうかがいました。そこで知ったのが、いまだに大半の業務が紙ベースだという事実です。そのため先生は雑務に時間をとられ、本来の業務がままならない状態でした」(鈴木陽平さん、以下同)

従来の募集広報は、メールや電話で高校生にコンタクトをとっていた。オープンキャンパス参加者や資料請求した生徒の情報を紙で管理していたため、無駄なコストがかかり、得た情報もただ残しているだけという状態だった。ネットやSNSが当たり前の時代に、資料請求をしてから数日後に大量の学校説明資料が届くこともよくあった。

この現状を知り、解決策を思案していた折、海外で新型コロナウイルスが拡大していることを知った鈴木さん。サービスの開発を急ぎ、コロナ拡大直後の2020年2月、完成へと漕ぎ着ける。

「生徒募集には、いくつかのコンタクトポイントがあります。資料請求やオープンキャンパス、学校説明会で、高校生の情報を入手します。例えば、どの領域に興味をもっているのか、どんなイベントに参加しているのか、という一人ひとりの行動履歴です。これらは重要な情報ですが、業務が紙ベースですと、せっかく得た情報を整理、分析をするのに非常に時間がかかります。SchooLynk Contactでは、これらを自動的に収集し分析しますので、大幅な時間削減が可能です。収集情報をもとに綿密な広報戦略を練っていくこともできます」


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