トヨタ、競争力強化へ 車種別の組織改革検討「グローバルに戦える車作り」
トヨタ自動車が自動車事業を車のタイプ別に分ける組織改革を検討していることが18日、分かった。これまでは先進国や新興国など地域を中心に分けていたが、商品を軸にそれぞれの組織が開発や生産など一貫して担当するようにすることで、競争力強化につなげる。4月にも実施するとみられる。
トヨタは2013年の組織改革で自動車事業を4つのビジネスユニットに分け、北米や日本などの「第1トヨタ」▽中国や南米などの「第2トヨタ」▽高級車の「レクサスインターナショナル」▽部品などの「ユニットセンター」-にした。
それぞれが最適なビジネスモデルを追求し、意思決定の迅速化などにつなげる狙いだったが、一方で、1つの組織が大きすぎるとの指摘もあった。
新たな組織改革では、車のタイプ別に「小型車」や「中型車」「商用車」「レクサス」などに分ける案が検討されているもようだ。
トヨタは現在、車をいくつかのタイプに分け、車台などを一体開発して性能を向上する新手法「TNGA」を導入している。また、同じ車台を使う複数の車種で開発や調達、生産をまとめて行う取り組みも進めている。販売台数が1000万台を超える中で「グローバルに戦える車作り」(関係者)を行う狙いだ。組織改革でもこうした考え方を取り入れ、それぞれの組織に意思決定の権限をもたせる見通しだ。
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